ここはアウトドアが大好きなカピバラ達の楽園、キャンプだホイ王国。
南アメリカのとある大きなキャンプ場に、キャンプ好きなカピバラ達が集まっている。
今日は、カレーを作る男の子と女の子。キャンプといえば、カレーだよね。
「何カレーを作るの?」
「今回はダッチオーブンで作る、無水カレーだよ」
材料
トマト:大4個
タマネギ:中2個
鶏もも肉:400g
ショウガ:1/3個
ニンニク:3カケ
カレールー:半分
クミンシード:適量
ご飯:3合(欲張りさんはもっと沢山炊こうね!)
作り方その1、
食材をカットする。トマトを大きめの角切りでカット。細かくしても問題ないけど、カットするうちに水分が出てしまう可能性があるから注意。次に、タマネギを薄くスライス。薄くすることで、食材に早く火が通り、時短で仕上げることができる。
その2、
ニンニク・ショウガをすりおろす。ニンニクとショウガは、おろし器を使う。みじん切りにしても問題ない。
その3、
ダッチオーブンに油を入れ、クミンシードをテンパリング。ダッチオーブンを温めて油を入れ、クミンシードを入れて極弱火で炒める。スパイスを使う時は、油にスパイスの香りを移していく作業「テンパリング」が重要な作業になるよ。ここでスパイスを焦がすと、完成しても苦い香りが残って台無しになってしまうから、丁寧に炒めよう。
その4、
ニンニクとショウガを入れ、早めにタマネギを投入。ある程度クミンシードを炒めたら、ニンニクとショウガを入れる。この時も、あまり炒めすぎないように弱火で。焦がさないようにヘラなどでかき混ぜながら進行しよう。ニンニクとショウガを入れたら、あまり時間をおかずにタマネギを入れる。早めに入れることで、焦げをストップする「色どめ」の効果があるよ。
その5、
鶏肉を入れ、表面に色がついたらトマトを投入。タマネギがしんなりとしてきたら、鶏肉を入れる。この後にじっくりと煮込むから、ここで鶏肉に芯まで火を通す必要はない。次にトマトを投入。ヘラを使ってつぶしながら炒めるのがポイント。
その6、
カレールーを入れてじっくり煮込んで完成。水分がある程度出てきたら、カレールーを入れる。お玉などで水分と一緒に溶かしながら入れていく。煮込むこと40分、とろみがついたら完成。
完成した無水カレーライスを、椅子に座って食べる二匹。カレーの匂いが広がって美味しそう。
「美味い~・・・、トマトの旨味が強い!」
男の子はすでに完食に近い。
「うん。トマトって出汁がいいよねぇ。また作ろう!」
すでになくなりつつあるカレーを見つめて、男の子は考えた。
「カレーを嫌いな生き物っていないよね」
「・・・どうかしら、中にはいるんじゃない?」
「え~、カレーが嫌いだなんてありえないよ~‼」
「それはそれぞれの好みだから・・・」
「まぁ、それはそうか・・・。ちなみにカレーはどこの国の食べ物でしょうか」
「インドでしょ?」
「なんだ、知ってるのか。・・・面白くないな」
話が尽きたのでおかわりに向かう男の子。
2匹で食べるとすぐなくなるなぁ、と女の子は残念そう。
カレーって匂いを嗅ぐだけでお腹が空くよね。それだけすごい料理なんだ。今度は、ハヤシライスを作ろうかな。
つづく・・・
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